2022年7月2日
・前年度に引き続き、各研究課題の遂行をおこないます。
・複数の研究テーマを組み合わせて、地域の企業、地方自治体とのプロジェクト研究や受託研究・共同研究を進めます。
・学生のPBLと連携した研究を本格的に展開します。
・滋賀の食ビジネス応援動画プロジェクトの継続をはじめ、食文化食ビジネスの理解や発展に資する動画の作成や公開を推進します。
・シンポジウムやセミナーなど、学術的な成果発表の場を設けます。
2022年7月2日
・前年度に引き続き、各研究課題の遂行をおこないます。
・複数の研究テーマを組み合わせて、地域の企業、地方自治体とのプロジェクト研究や受託研究・共同研究を進めます。
・学生のPBLと連携した研究を本格的に展開します。
・シンポジウムやセミナーなど、学術的な成果発表の場を設けます。
・シンポジウム「コロナ禍の下での食関連産業の現状と問題解決への試み」
ズーム・ウェビナーによるオンライン開催(2021年6月18日)
新型コロナウィルスによる食関連産業への深刻な打撃が1年以上継続しているという状況の下で、農業をはじめとする第一次産業、食品卸売業、食品小売業、外食産業など、食にかかわる様々な分野が置かれている現状を考察し、そこからの問題解決の試みを模索するためのシンポジウムを実施しました。内容としては、そうした危機的な現状に対してそれぞれの分野で試みられている問題解決のための諸方策についての事例を、産官学それぞれの立場の研究者や実践者が紹介し、ウィズコロナ・アフターコロナの時代における食品関連産業の進むべき方向について問題提起を行いました。(ウェビナー登録者92名)
・シンポジウム「ポストコロナ時代の食とホスピタリティの行方」
ズーム・ウェビナーによるオンライン開催(2021年9月22日)
コロナ禍によって人と人との接触をできるだけ制限するという「新しい生活様式」が定着し、人間相互のつながりや行動様式のあり方も変化しつつある中で、ホスピタリティのあり方が今後どう変化するのかを探るためにシンポジウムを行いました。ホスピタリティ文化の長い歴史を有する京都を事例として、伝統文化が疫病の襲来などの社会的危機にいかに適応して変化を遂げてきたのかの検討を通じて、新たなホスピタリティの文化的基礎を考察し、そのうえで、日本におけるホスピタリティ産業の現在と未来の姿の予測を目的として、ホスピタリティ産業の中心であるフードサービスおよび観光分野を中心に問題点の指摘と将来のあるべき方向性を探っていきました。(ウェビナー登録者79名)
・講演会「フレンチレストランのトップシェフからみた食の変容と課題」
対面開催(2021年11月5日)BKCコラーニングハウスⅠ C205教室
現代日本を代表するフレンチシェフの生江史伸氏(東京の三ツ星レストラン・レフェルヴェソンスのエグゼクティブシェフ)を講師にお迎えし、外食産業としての「ガストロノミーレストラン」の歴史と現代社会におけるその機能、未来に向けたトップシェフの社会的課題などについて講演会を実施しました。講演会に続いて、食マネジメント学会の2名の代表が生江シェフに直接質問をぶつけてそれに生江シェフが答えるという内容も織り込みました。生江シェフは単に一部の富裕な顧客だけを対象とするのではなくトップシェフが果たすべき現実社会との向き合い方についても熱心に学生に向かって語っていただき、久しぶりの対面での講演会に参加した100名近くの学生たちにとって、現在の食の課題や卒業後の自分の進路などについて考える良い機会となりました。
・食マネジメント学会学生企画「My茶づくり」(食総合研究センター後援)
2021年11月22日に対面で実施
島根県津和野町で香味園を営んでおられるフランス人と日本人の夫婦お二人をお呼びして、環境と体に優しい自然農について学び、現地で親しまれているノンカフェインの健康茶〈ざら茶〉・ほうじ茶・紅茶と和洋のハーブや漢方を、体調や気分、好きな香りと味わいでお好みに合わせて自分だけのブレンドを作るという実践講座を実施しました。実際に自然農で育てられたお茶の葉によるお茶を味わうことを通して、お茶の役割や豊かな暮らしとは何かを考え、講師の方と一緒にあたたかく、じんわりした心地よい余韻がそれぞれに残るそんな時間、空間を共有することができ、参加した学生の満足を実現するとともに、今後の学部での学びにも生かせるような体験ができました。
・シンポジウム「琵琶湖から世界へ 世界から琵琶湖へ 淡水魚をめぐる食文化およびビジネスの発展と創造」(食総合研究センターと食マネジメント学会の共催)
ズーム・ウェビナーによるオンライン開催(2022年3月2日)
現代日本において不当に低い位置づけをされている淡水魚の文化的価値を向上させ、伝統を継承しながらも、新しい販路や商品を開拓し、次の世代に湖魚食を継承し発展させていくために必要なことについて考えました。滋賀県農政水産部から「琵琶湖漁業の現状と取組」についてご講演をいただいたあと、漁業・食品加工業・外食産業・ジャーナリズム等で活躍する方々に、環境保全・新規参入・新商品開発・ICT利用や新規販路の開拓等に関する挑戦事例を紹介していただき、パネルディスカッションも行いました。
淡水魚食の盛んな諸外国では、スパイスやハーブを活かし、若者の食嗜好にも合う食べ方が豊富に存在します。エスニック・フード・ビジネスにおける潜在的需要の掘り起こしも含め、海外の食文化の知恵を取り入れた未来の郷土食としての淡水魚食の発展を提言しました。
学生・院生のセッションでも湖魚食に関する4つの研究発表を行いました。また、映像学部と食マネジメント学部のコラボプロジェクトによって制作された滋賀の食ビジネス応援動画(湖魚に関するもの4本、酒造りに関すもの2本)が上映されました。
(ウェビナー登録者103名)
2021年8月5日
・前年度に引き続き、各研究課題の遂行をおこないます。
・複数の研究テーマを組み合わせて、地域の企業、地方自治体とのプロジェクト研究や受託研究・共同研究を進めます。
・学生のPBLと連携した研究を本格的に展開します。
・シンポジウムやセミナーなど、学術的な成果発表の場を設けます。
・シンポジウム「味わいの発達と味覚教育」オンライン開催(2020年7月11日)
本シンポジウムでは味覚教育の本質的な姿を見直し、我が国における実践がどのようになされているのかを概観しました。フランスで味覚教育を広めたジャック・ピュイゼ氏の講演(代理発表)では、五感を使って味わうことで、どのような効果が生じるのかが説明されました。ほかには、保育園や学校での味覚教育実践の事例を紹介し、そこから見えてくる効果や可能性についての報告がありました。さらに我が国における味覚教育のネットワークを構築し、味覚教育の一助となりうる新たなサービスの開発を検討しました。
・シンポジウム「食の嗜好とウェルビーイング―五感を通した食の喜び―」オンライン開催(2020年8月25日)
本シンポジウムではワイン学、味覚教育、歴史学、情報工学の観点から講演をいただ き、食とウェルビーイングについての多面的な検討を行うこととしました。さらにCOVID-19の流行によって生じた食とコミュニケーションの変化と、IT技術などによるwithコロナ時代の食とウェルビーイングの可能性についても議論しました(参加者186名)。
・シンポジウム「人間にとって嗜好品とは何なのか~文理総合的に考える~」オンライン開催(2020年9月9日)
平成30年1月の発足以来、文化人類学、歴史学、社会学、大脳生理学、実験心理学など、文理にまたがったさまざまな学問分野から嗜好品とは何かという問題を追究してきた立命館大学嗜好品研究会の研究活動を総合することをめざし、オンライン公開シンポジウムを実施しました。 「人間にとっての嗜好品とは何か」というテーマを設定し、嗜好品という存在の、人間や社会にとっての意義を考えるべく、さまざまな嗜好品のあり方や機能を人類学的および生理学的に考察しました。
オンライン開催という形態を活かして質問を随時受付としたことで、質問に対して講演者がリアルタイムで回答していくことが可能となり、多くの質問が寄せられました(参加者148名)。
・第1回郷土食情報研究会「イタリアの郷土食について①」オンライン開催(2020年9月24日)
1989年にスローフード協会が正式に発足して以来、協会とともに味覚教育に携わり、『Osterie d’Italia-オステリア・ディ・イタリア(イタリアのオステリア)』の郷土食レストランガイドの初代編集長であり、監修を20年間にわたり担当していたパオラ・ゴー氏にイタリアの郷土食についてお話しいただきました。
・第2回郷土食情報研究会「イタリアの郷土食について②」オンライン開催(2020年10月19日)
アルベルト・カパッティ氏(イタリア食科学大学教授)より、イタリア料理の基礎を築いたバルトロメオ・スカッピの料理書(1605年刊)についてお話しいただきました。
・第3回郷土食情報研究会「滋賀県の伝統食・郷土食について」オンライン開催(2020年12月9日)
堀越昌子氏(滋賀大学名誉教授、滋賀の食事文化研究会元会長)より、滋賀県の伝統食・郷土食について「滋賀の食事文化研究会」の活動内容をもとにお話しいただきました。
・シンポジウム「食と観光」オンライン開催(2020年12月11日)
香港中文大学教授のSidney Cheung氏の講演「Covid-19パンデミック下の香港における旅行の代替としての食」、関西大学准教授の森本慶太氏の講演「スイスにおける食と観光の歴史一苦境をいかに乗り越えたか」、本学文学部教授の河原典史氏の講演「観光資源としての食ー芸術の島「香川県・ 粟島」の事例」、帝塚山大学教授の姜聖淑氏の講演「ホスピタリティの視点からの食と観光ーコロナ禍への対策」、滋賀県農政水産部 部長の西川忠雄氏の講演「滋賀県における食と観光」がそれぞれ行われました(参加者108名)。
・講演「京野菜ブランド戦略と地域活性化~京都の強みを生かし、オンリーワンを目指す!~」オンライン開催(2021年1月21日)
立命館大学食マネジメント学会と立命館大学食総合研究センターの共催で、小田一彦氏(公益財団法人 京のふるさと産品協会理事長/一般財団法人 京都森林経営管理サポートセンター理事長/一般社団法人 京都府農業会議副会長)に講演を行っていただきました。
・第4回郷土食情報研究会「和食文化の更なる価値創造に向けて」オンライン開催(2021年2月17日)
縄田智子氏(農林水産省食文化課和食保護班・課長補佐)より、農水省の和食文化の保護育成に関する取組についてお話しいただき、現代のライフスタイルや価値観に合ったやり方で、和食文化や郷土料理の継承を行っていくためにどのような取組が必要であるかを検討しました。また、イタリアのスローフードについて日本が今後お手本にすべき点についても話し合いました。
・シンポジウム「Beyondコロナ時代の『食と農』」オンライン開催(2021年3月8日)
立命館大学アジア・日本研究所と食総合研究センターの共催で国際シンポジウムを開催しました。「Beyond コロナ時代のフードセキュリティと流通」「Beyond コロナ時代の新しい食とビジネス」「Beyond コロナ時代の食科学-研究交流ネットワークの構築に向けて―」の三部構成で日英同時通訳も付きました。食マネジメント学部の学生も英語で研究発表をしたり動画プロジェクトに参加したり積極的に参加しました。
2019年4月10日
・前年度に引き続き、各研究課題の遂行をおこないます。
・複数の研究テーマを組み合わせて、地域の企業、地方自治体とのプロジェクト研究や受託研究・共同研究を進めます。
・学生のPBLと連携した研究を本格的に展開します。
・シンポジウムやセミナーなど、学術的な成果発表の場を設けます。
・第4回立命館大学嗜好品研究会(2019年7月13日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス・コロキウム(B棟3階)にて開催しました。タイトルは「『甘味』から嗜好品とは何かを考える-フランスとイタリアの事例- 」です。 立命館大学の中島梓氏 には「イタリア・ピエモンテ州の『チョコレート』 -ジャンドゥイオットとヌテッラ-」 、辻静雄料理教育研究所の八木尚子氏には 「フランス料理における甘味 -塩味と甘味はいつ分離したか?-」 というテーマで講演いただきました(参加者37名)。
・シンポジウム「伝統食の革新と地域振興」(2019年9月18日)
立命館大学びわこ・くさつキャンパス・コラーニングハウスⅡにて開催しました。滋賀の食事文化研究会の中村紀子氏が「近江の伝統食の魅力」、もりやま食のまちづくりプロジェクト・地域ブランド開発推進チーム 、㈱EVER GREEN、㈱ガーデンの清水裕之氏が「守山の伝統野菜 矢島かぶらの復活・普及をめざして」、草津市立草津中学校2年生の太田乃愛さんと片岡詩さん、草津市立渋川小学校の中村大輔氏が「郷土料理を活用した環境教育プログラム:地域の人々とつくる『滋賀の郷土料理博物館』-草津市立渋川小学校の実践-」と題してご講演くださいました。最後に、立命館大学食マネジメント学部の田中浩子氏が「食生活の未来と地域コミュニティー『2050年の食卓』を見据えて-」と題して講演しました。講演終了後、食マネジメント学部学生による「食を通じた地域活性化」の取り組みを紹介するポスターセッションがおこなわれました。その後、「郷土食試食会」が開催され、美味しい滋賀の料理がふるまわれました(参加者58名)。
・国際シンポジウム「嗜好品としてのWashoku」(2019年11月30日)
立命館大学びわこ・くさつキャンパス・ローム記念館にて開催しました。パシフィック大学のKenAlbala氏の基調講演に始まり、慶応義塾大学のGreg de Saint Maurice氏、明治学院大学の安井大輔氏の講演が続きました。立命館大学食マネジメント学部の鎌谷かおる氏の講評がおこなわれたあと、登壇者全員でのディスカッションがおこなわれ、鎌谷氏の質問に答える形で各登壇者が発言しました。シンポジウム終了後、「Washoku体験会」が開催され、美味しい滋賀の郷土料理が提供されました(参加者82名)。
・第5回立命館大学嗜好品研究会(2020年1月25日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス・コロキウム(B棟3階)にて開催しました。タイトルは「嗜好品の魔力-ヒトはなぜそれを求めるのか?」です。立命館大学総合心理学部の横光健吾氏には「アディクションサイエンスの未来と心理学の果たす役割」、髙田公理氏には「人類文明史の中の嗜好品」というテーマで講演いただきました(参加者39名)。
2019年4月10日
・重点研究テーマおよびその他の研究テーマに関し、グループ内外の各研究課題について、相互の発表、学内での異分野交流を行います。そのため、定期的にミーティング等を行い情報共有の場を設けます。
・上記課題について複数のテーマを組み合わせて、地域の企業や自治体などとプロジェクト研究や受託研究・共同研究などを進めます。
・各研究課題を融合した食研究プロジェクトの研究立案、競争的資金への申請、フィジビリティ・スタディを行います。
・知財マネジメント方針を確立します。
・食に関心を持つ企業、地方自治体との協力体制構築として、定期的な研究会、勉強会を開催する会員制コンソーシアムの立ち上げを検討します。
・学生のPBLとの連携のモデルケースを試行的に実施します。
・シンポジウムやセミナーなど、学術的な成果発表の場を設けます。
・第2回立命館大学嗜好品研究会(2018年7月28日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス・コロキウム(B棟3階)にて開催しました。タイトルは「嗜好品のさまざま―酒、菓子の分野から―」です。酒文化研究所の山田聡昭氏には『酒の平成 史』、北九州市立大学の八百啓介氏には『北部九州の菓子文化と社会』というテーマで講演いただきました(参加者30名)。
・「食の科学アゴラ」第1回キックオフ講演会(2018年9月15日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)C棟4FC471セミナールームにて開催しました。
・肉肉カンファレンス2018「タンパク質としての牛肉、嗜好品としての牛肉の未来」(2018年9月18日)
立命館大学びわこくさつキャンパス・ローム記念館及びエポック立命21にて開催しました。肉肉学会及びシェフ牛事業と協力し、関西地区でこれまでの肉肉学会の研究成果と、立命館大学食総合研究センターの人的・知的資源と融合させ、肉研究のさらなる飛躍の一ステップとなることを目的としました。各方面からの牛肉に係る第一人者の皆様にご講演いただき、また熟成肉ブームの火付け役である千葉祐士氏による3種のローストビーフの試食、神戸北野ホテルの山口浩氏による昼食、研究交流会の食事も大変好評を得ました(参加者140名)。
・琵琶湖Σ×生物資源×食総合研究センター合同シンポジウム「食と観光」(2018年9月21日)
立命館大学びわこくさつキャンパス・コラーニングハウス2(2~4F)にて、食総合研究センターの事業紹介を南直人センター長がおこない、また野中朋美准教授が『個別クッキングプレート・ネットワーク・システムによる地域価値共創-AIで切り開く未来社会:食・食システムを通じて社会課題を解決する-』と題し、講演をおこないました。
・シンポジウム「伝統食の革新と地域ブランディング」(2018年12月1日)
地域の食研究で事例研究に取り組み、活躍されている小林哲氏(大阪市立大学経営学研究科 教授)、江頭宏昌氏(山形大学農学部 教授)、中澤弥子氏(長野県立大学健康発達学部 教授)、小沢道紀氏(立命館大学食マネジメント学部 准教授)、山寺純氏((㈱Eyes,JAPAN代表取締役/チーフ・カオス・オフィサー)、望月重太朗氏(UMAMI Lab代表/Umami director/Producer)にそれぞれご講演いただきました。また、伝統食体験会では、滋賀の伝統食をご堪能いただきました(100名参加)。
・第3回立命館大学嗜好品研究会(2019年1月12日)
立命館大学大阪いばらきキャンパス・C棟214教室にて開催しました。タイトルは「宗教や社会とかかわる嗜好品」です。立命館大学文学部の大田壮一郎氏には『勝尾寺の氷餅について』、追手門学院大学の中川加奈子氏には『近代化とタブー-ネパールにおける「肉売りカースト」の人びとの試み』というテーマで講演いただきました(22名参加)。