2019年度活動特集 シンポジウム 「嗜好品としてのWashoku」(11/30)のご報告 | 立命館大学食総合研究センター
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2019年度活動特集 シンポジウム 「嗜好品としてのWashoku」(11/30)のご報告

§  シンポジウム「嗜好品としてのWashoku」(11/30)のご報告  §

冷え込みも厳しくなりつつある11月の最終日、本学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館にて

国際シンポジウムを開催いたしました。

本学食マネジメント学部教授、食総合研究センター長の南直人氏が司会を務め、

同学部教授の谷垣和則氏の開会挨拶でシンポジウムが始まりました。

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まずはじめに、パシフィック大学教授のKenAlbala氏の基調講演が行われました。

伝統的な日本の食材がどの程度海外から嗜好品・贅沢品として理解され、評価され、消費されたのか

お話しくださいました。

参加者アンケートからの感想は…

「醤油がケチャップと間違えられていた話に驚きました。」

「醤油についての呼称が変わっていたが、味についても変わるのは実に面白く感じました。」

「和食文化が世界に広まっていったのは最近の出来事だと思っていましたが、17世紀に貿易の商品に醤油・味噌があったことに驚きました。」

「日本とヨーロッパ諸国の貿易が盛んになったことでの文化交換により、高級食材や貿易品としての

『醤油』の存在がもたらした影響についてよく考えさせられました。」

等、主に醤油についての感想が多くみられ、新たな知識として得られたとの内容が目立ちました。

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次に慶応義塾大学専任講師のGreg de Saint Maurice氏の講演が行われました。

日本各地の郷土食・地域食についてお話しくださいました。

参加者アンケートからの感想は…

「外国人から見た和食のうち様々な郷土食に対し率直な意見が面白かったです。」

「地域の特産物を和食として提供していくのは面白いし、地域活性化につながるのではないかと思いました。」

「鹿ケ谷かぼちゃやふな寿司など地域の伝統食が和食であるという考え方について、

そういう考え方もあるのかと思いました。和食といえば、寿司や天ぷらというものを思い浮かべていたので、新しい発想だと思いました。」

等、グレッグ氏の「地域の特産品を和食に」という提案に興味を持たれた方が多かったようです。

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次に明治学院大学准教授、安井大輔氏による講演が行われました。

社会学からの観点より和食についてどうとらえるかをお話しくださいました。

参加者アンケートからの感想は…

「多くが好意的な和食の無形文化遺産の登録だが、批判的な視点から検証することで課題が浮き出てきたような気がします。」

「世界無形文化遺産に登録された『和食』の意味を知ることができました。

和食が警鐘の意味を持って世界無形文化遺産に登録されたと知り、驚きました。」

「『和食』を日本人がより知っていくことが大事だという反面、性別役割分担や政府から国民というやり方などの課題があることがよくわかりました。」

等、社会学からの切り口で批判的に考えていく内容に興味を持たれた方が多かったようです。

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そして、本学食マネジメント学部准教授の鎌谷かおる氏の講評が行われました。

ご講演いただいた3名の講師のお話の概要をコンパクトにまとめ、参加者がさらに聞きたいであろうことを伝えました。

学生の参加が多かったので、学生に理解しやすく明確なまとめとなったように思います。

最後に登壇者全員でのディスカッションが行われ、鎌谷氏の質問に答える形で各登壇者が発言しました。

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シンポジウム終了後、「Washoku体験会」が開催され、おうみんち様の美味しい滋賀の郷土料理が提供されました。

参加者の皆様に大変満足していただけたようで、特に「鮒ずし」が人気で多くの方に興味を持っていただけたようでした。

おうみんち様、大変ご馳走様でした。

ご参加くださいました皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

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