活動特集
2015年度活動報告 2)シンポジウム「食の未来」特集
§ 立命館大学びわこくさつキャンパスで開催されましたシンポジウム「食の未来」(2015.10.27)
-ガストロノミック・サイエンス&イノベーション-のご紹介 §
第一部:「医食同源~東洋と西洋の視点~」 多田鐸介氏

陰陽五行説の解説です。陰陽五行説とは中国の春秋戦国時代ごろに発生した陰陽思想と五行思想が結び付いて生まれた思想のことだそうです。 五つの色、行、味、五臓五腑、季節・志(心の状態)・感の関係性を表したもので、特に季節ごとに弱りやすい臓器の部分や病気と摂ると良い食べ物があるようです。 面白そうでためになりそうなお話ですね。
第二部:「Note by Note Cooking ~分子ガストロノミーが拓く食の未来 ~」 エルヴェ・ティス氏
第三部:「世界のフードビジネス ~ガストロノミックツーリズム研究の最前線 ~」 ロジャー・ヘイデン氏

ヘイデン氏は、ガストロノミーをビジネス展開した「プロフェッショナル・ガストロノミック」実践講座および「ガストロノミック・ツーリズム」講座を開発されました。ホスピタリティ、フードビジネスアントレプレナー、ワインビジネスアントレプレナーのスペシャリストです。
シンポジウムが終わってから、参加された方より次のような感想をいただきました。
「とても勉強になりました。食の専門家の方々からのご講義を拝聴する
ことが出来ましたことは幸せでした。私どもの年齢の多くは親の介護をしています。
嚥下障害の原因やその解決方法が伺えたことは、身近な人の命と向き合うときに
学んでおかなくてはならないことだったと思います。
食の勉強は経済学はもとより命の繋ぎ方でしょうから、万国共通で生きる上で
必要不可欠の知識だと思います。ますます学ばねばならないし、学び続けてこそ
生きている価値がありますね。」
素敵な感想をいただき、心が温かくなりました。ありがとうございました。
立命館大学国際食文化研究センター 活動特集